七色の恋 短編




《プルルルル プルルルル》


「でないの?」

「いっ今でます…」


美歩の手は震えていた

「はい、そうですけど…

え?」


「美歩??貸して」

「先輩…どうしよう」

「大丈夫だよ」

美歩の手を握ってやり、
美歩の手から受話器をとった