俺様男に心乱れて

私の携帯からメール着信を知らせるメロディーが流れた。そしてそれは、亮介さんにだけ設定しているメロディーだった。

『来られるか?』

開いて見れば、たったこれだけのメール。いつもこんな感じだ。

『今夜は行けそうもありません。』

私も負けずに簡単なメールを返した。考えてみれば、亮介さんの誘いを断ったのは、今回が初めてだ。


その後美緒ちゃんは汗をビッショリとかいた

着替えさせてあげて、シーツが湿けったのでその上にタオルケットを敷いた。

汗の効果もあり、だいぶ熱が下がったみたいだ。

美緒ちゃんに何かサッパリしたものを食べさせたいと思い、勝手に冷蔵庫の中を探したらリンゴがあったので、それをすりおろした。