チン
オーブンから取り出した自家製のアップルパイは、いい感じでキツネ色に焼けていた。
そしてリンゴの甘い香とシナモンの香ばしい臭いがして美味しそうだ。
うん、少なくても見た目は成功だわ。
それを冷ましてから、アルミホイルで包んで籐のバスケットに入れて持って行くつもり。
つまり、亮介さんの家に行ったら、『アップルパイを作ってみたけど、一人じゃ食べきれないから…』と言うつもり。
籐のバスケットは、いつか琢磨とピクニックへ行こうと思って買っておいたものだった。
結局は使わず終いだったけれど…
それを思ったらちょっとナーバスになりかけたけど、気を取り直してお風呂へ入った。
お風呂から上がると、速攻で着替えと軽いメイクをし、コーヒーをポットに入れてアパートを出た。
急いだけど結構遅い時刻になってしまった。まさか亮介さん、寝てないよね…
外は息が白くなるほど冷え込んでいたけど、湯上がりと期待で火照った頬には、冷気がむしろ心地よかった。
オーブンから取り出した自家製のアップルパイは、いい感じでキツネ色に焼けていた。
そしてリンゴの甘い香とシナモンの香ばしい臭いがして美味しそうだ。
うん、少なくても見た目は成功だわ。
それを冷ましてから、アルミホイルで包んで籐のバスケットに入れて持って行くつもり。
つまり、亮介さんの家に行ったら、『アップルパイを作ってみたけど、一人じゃ食べきれないから…』と言うつもり。
籐のバスケットは、いつか琢磨とピクニックへ行こうと思って買っておいたものだった。
結局は使わず終いだったけれど…
それを思ったらちょっとナーバスになりかけたけど、気を取り直してお風呂へ入った。
お風呂から上がると、速攻で着替えと軽いメイクをし、コーヒーをポットに入れてアパートを出た。
急いだけど結構遅い時刻になってしまった。まさか亮介さん、寝てないよね…
外は息が白くなるほど冷え込んでいたけど、湯上がりと期待で火照った頬には、冷気がむしろ心地よかった。



