俺様男に心乱れて

「悪いな。スリッパはないんだ」

「お客さんって来ないの?」

「来ない。というか来させない。他人をこの家に入れるのは今日が初めてだ」

「そう言えば今日って、ずいぶん無駄遣いしちゃったんじゃない?」

「いや、無駄じゃない。有益な投資だと思ってる」

「投資? 何のための?」

「おまえを頂くためのさ」

「え? あ…」

私は亮介さんにグイッと引き寄せられ、一瞬の内に口を塞がれていた。もちろん亮介さんの唇で。

「や、…ん……」

抗議しようとして口を開き掛けたら、そこから亮介さんの舌が私の口に入り込み、中で好き放題に動き回っている。

そして、いつの間にか亮介さんの手はスカートの中に…