階段を下りて行くと、キッチンに明かりが灯っていた。
湯上がりらしいマスターが、テーブルで何かを飲んでいる。
「美緒は寝たのかい?」
「はい、布団に入ったら、すぐに」
「そう? 小枝ちゃんも飲むかい? ビールじゃ寒くて嫌かな?」
「ビールをいただきます。マスターは何を飲んでるんですか?」
「ん? ウィスキーの水割り」
「マスターって、お酒飲むんですか?」
「酒ぐらい飲むさ。妻に死なれてからだけどね」
マスターにビールを注いでもらい、ひと口飲んだ。
「ハァー、美味しい…」
「結構似合うね?」
「何がですか?」
「そのパジャマ。妻と向かい合ってるみたいだ」
湯上がりらしいマスターが、テーブルで何かを飲んでいる。
「美緒は寝たのかい?」
「はい、布団に入ったら、すぐに」
「そう? 小枝ちゃんも飲むかい? ビールじゃ寒くて嫌かな?」
「ビールをいただきます。マスターは何を飲んでるんですか?」
「ん? ウィスキーの水割り」
「マスターって、お酒飲むんですか?」
「酒ぐらい飲むさ。妻に死なれてからだけどね」
マスターにビールを注いでもらい、ひと口飲んだ。
「ハァー、美味しい…」
「結構似合うね?」
「何がですか?」
「そのパジャマ。妻と向かい合ってるみたいだ」



