-春斗 side- 「良かったな、春斗!」 俺のとなりに座る高橋昇(たかはしのぼる)が 俺の背中を叩きながら言う。 「あ?」 俺の背中を叩く昇の手を 払いのけながら、返事をする 「んだよー、こえぇなー。せっかく 春谷さんと隣の席なんだからもっと喜べよ」 春谷は、俺の初恋の人、 まぁ、好きな奴いるみたいだけど・・・