素直になれない

「そんな見とれてんじゃねぇよ」



いつの間にか小島があたしの目の前にいた。



「み、見とれてねぇよ」



「このメイドにはしつけが必要みたいだな」



そういって小島はあたしの顔をつかんでキスをした。



「……!!!」



「きゃ〜!!!」



見ていた女子たちが叫んだ。



ドン!!


あたしは小島を突き放して逃げた。