素直になれない

「おら、行くぞ」


あたしたちは買い物を開始した。


男子と女子でわかれて
女子は生地を見に行くことに。


「小島くん超かっこいいんですけど〜」



「私服も素敵だよね」



「ねっ加奈ちゃんも真ちゃんも思うよね」



「…そうだな、かっこいい…と思う。」



「……」



一瞬静まり返った。



え?え?なんか変なこと言ったか?



ぽん


一人の女子が肩に手を置いた。



「そっかそっか、真ちゃん小島くんが好きなんだね?」



「は?え?なん…で」