「もう帰れなきゃいけない、よね?」 気を取り直して、努めて明るくあたしは聞く。 「うん。ごめん。もっと一緒にいたかったんだけど、予定外にさっき電話かかってきたから帰らないと。」 「そっか。」 「せっかく会えたのになぁ。次は長いこと会えるようにするから。」 「約束ね。」 「了解。」 それから車は、もと来た道を戻る。