歌姫(仮)





うーっ
頭いたいよ~




あと少し!
生放送だしがんばらないとっ!!





曲が流れると少しテンションが上がった気がした。













私はなんとかいつも通り歌いきって最後までしっかり笑顔を絶やさず楽屋に入った。







『おー、おつかれさん!』





城田さんが楽屋であたしを迎え入れてくれた。





「つーかーれーたー(笑)」




『差し入れのケーキ』



そう言って渡されたピンクの可愛い箱。




「え?城田さんから!?」



珍しいっ
明日は嵐だよ!(笑)




『ちがう、女子アナさんから』




あはは、
だよね、うん(笑)
城田さんなわけないっすよねww



「まあ、いいやっ疲れたし食べてもいい?」




私は城田さんの返事を聞かずに箱を開けた。





『いいけど話聞けよ、明日のスケジュール言うから。』



城田さんはスケジュール帳を取り出す。


「うん」


私も手帳を開いて書き込む。




『15時からCMの撮影だから学校は4時間目まで、チラシとかも作るから明日はそれだけ。やるなら家で作詞ね!』





「ほぉーい」




ケーキを頬張りすぎてうまく喋れない。