命の花

 なかなか止まない雨が壁に、傷ついた大樹の幹にしみをつくり、最後にはきれいさっぱり洗い流してしまった。

 いや、それどころか木の幹も花のつぼみもふやけてしまうかというほどその雨は続いた。