背筋がゾクッとして震えた。 「ウタクは商売繁盛の神様だって聞いたんだから。健康なんて関係ないじゃない! 叶えることがたやすいって言ったの……嘘だったんでしょう?」 震えを押し殺して口を動かした。 ウタクは私を真っ直ぐに見据えたまま表情一つ変えない。 「ここが商売繁盛を祈願する神社だと気付かず参っていたお前が悪いんだろ」 「うっ……そ、そうじゃなくて!今は嘘かどうかって言うのを……」 「嘘か?と聞かれて嘘ですって答える馬鹿はお前くらいだ」 なんでそこで私が出るのよ!