……迎えた翌朝、その意味を知ることとなる。
「ん……!」
小窓から差し込む朝日と、鳥のさえずりで目が覚めた。
いつもと違う場所で迎える朝。
たった一日あやかしの世界で過ごしただけだけど、人間界では十日経ったことになる。
学校の単位は足りてる。
たぶん卒業はできる……よね。
なんて計算してみたけど、学歴も何も、もう必要ない所に来てしまったんだった。
「あ!そういえば私……!」
思い出したように、自分に変化がないか手足を確認する。
「あ、頭!」
頭を触ってみてもウタク達のように耳は生えていなかった。
しかも髪の毛も真っ黒のまま……。
私の髪の毛を見たナライは「ウタクの嫁になったら黒目も黒髪も失うんだぞ」って言ってた。
だから髪の毛の色は変わるものなんだと思ったのに……。

