何もできんだろうって。
これから何をするのか、どういった手順でするのか教えて欲しい。
……なんて言ったら、色気も何もないなって冷たい顔して言われちゃうんだろうけど。
でもウタクは、私を抱き寄せたまま動かなくなった。
ウタクの腕にすっぽりと収まっている私。
目の前にはウタクの胸板。
羨ましいくらいに白くて綺麗な肌が見えている。
「……ウタク?」
ゆっくり顔を上げて、動かなくなったウタクを見つめた。
そうしたらウタクは更に腕の力を強めた。
さっきまで見えていた胸に顔を埋める形になり……ウタクの鼓動が……聞こえる。

