ウタクがソッと布団を持ち上げると、体を滑り込ませた。
私の体に……触れるか触れないかの距離にあるウタクの体。
……どうしたらいいの……!?
こういう時、女の子は任せてたらいいんだよね!?
部屋は暗いし、布団はふかふかだというのに、こんなに眠くならない夜は初めて。
目を見開いた状態で眼球だけを左右に動かし、ウタクの気配を窺う。
するとウタクから「フッ」と、笑いが漏れたのがわかった。
「……実雨、そう固くなるな」
「だ、だって……!」
「何もできんだろう」
「……あっ」
そう言いながらウタクは私を抱き寄せた。

