「横になれ」
「……う、うん」
横になるって……どうしたらいいんだろう。
普通に寝転んだらいいだけだよね?
着物は身につけたままでいいよね?
こんなことならもっと男女のこと勉強しておくんだった。
日々の生活に必死になりすぎて、完全にこういったことに興味なかったから……。
頭は疑問と後悔でいっぱい。
とりあえず、と思って布団に入る。
私が入ると、ウタクは部屋の襖を締め、寝室の小さな灯も息を吹きかけて消した。
真っ暗。
それでも小さな小窓から差し込む月明かりのおかげと、目が暗さに慣れてきたこともあって至近距離の様子はわかる。
ウタクの……動きもわかる。

