「なんだ、気付いたのか」
「ウタクが私を遊んでいる時の顔、一発でわかるようになったもん」
「その割には固まっていたように見えたが?」
うぅ……。
……それに関しては何も言えない。
「まぁ夜もこれからだしな。そろそろ部屋に戻るか」
夜もこれから……って。
何か意味を含んでいそうな物言いに体が強張る。
そんな私のことを知ってか知らずか、ウタクは私の背中と膝に腕を回し抱えた。
体が持ち上がる。
「ちょ、う、ウタク!」
「下へ降りる」
「え!?この状態で!?」
いわゆるお姫様抱っこだよね!?
誰に見られるでもないけど……恥ずかし過ぎる。

