夜はウタクの姿がよく映える。 月明かりに照らされた様子に、思わず目を奪われてしまった。 ウタクに目を奪わた、なんて悟られたくなくて、私は慌てたように口を開いた。 「に、人間界の空はこんなに星が見えないよ」 「ふん、低能な人間どもが見えるものを自ら隠したんだろう」 「どういうこと?」 「眩しいものを身近に置きすぎだ」 眩しいもの……それは街のネオンだったり、照明だったり、車のライトだったり……。 人々はそれを夜景として楽しむ。 それは……結果として星の姿をくらます。