ウタクの視線をたどるように私も上を見やる。
「……わっ……!」
見上げた先にあったのは……
……満天の星。
深い夜の空にちりばめられたダイヤモンド達。
それぞれが各々の大きさと輝きを持って存在を示している。
小さな星達を見守るのは大きなお月さま。
やんわりと温かな光を放つ。
周りにできた黄色から紺色へ変わるグラデーションが美しい。
「ウタク……あやかし界の夜空は綺麗だね……」
「人間界も同じはずだがな」
夜風が吹いて、ソッとウタクの髪を撫でた。
銀の毛がサラサラと星屑と同じように、夜に煌めく。
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