忘れてたわけじゃないんだけど。 でもいろいろあったせいでウタクの見方が変わってるんだもん。 まぁ……とりあえず、人間でいることを再確認させてくれた、なんて感じた有難さは撤回決定。 「普通はさ、自分一人で先に登ったりしないでしょ?」 息が整ったので文句を言いながら、差し出されていたウタクの手を取る。 「それも兼ねて詫びよう」 「全然詫びてる態度じゃないんだけど!そもそもここって何?」 目指した先に出るとそこは外だった。 屋根が無く、木製の手すりで囲われた場所。 屋上のようなものかな?