これからあのウタクが私に詫びる。
しかも夜はたぶん一緒に眠る。
……なら、結局あの続きが……!?
私の頭はそのことでいっぱいいっぱい。
ただフラフラと、ウタクの後ろを歩いていたら、廊下の段差につまずいた。
「わっ!」
つまずいた拍子にウタクの腰へしがみつく。
「お前……誘うならもっと丁寧に誘うんだな」
振り向いたウタクがクイッと私の顎を持ち上げて妖艶に微笑んだ。
「違う違う!そうじゃないって!」
「ふん、あとで十分可愛がってやろう」
あとで……って、やっぱり一緒に寝る時のこと!?
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