「いっつもバカにしやがってぇ!!」 ナライが怒りに任せて攻撃を放った。 「あっ!」 「え!?」 ナライのしまった、と思う声より早く巨大な竜巻が先端をこちらに向けて飛んでくる。 これは……!! どう考えても皐月さんの防御じゃ敵わない気がするんだけどー!! もうダメだ!! そう思って目をつぶった瞬間…… 「実雨!」 ……強く抱き締められた。