突如強い波動が起こる。 私の頭を撫でていた男は弾き飛ばされて尻餅をついた。 そして現れたのは…… 「ナライ、俺の嫁を口説くとはいい度胸だな」 白い着物を纏ったウタクだった。 「ウ……ウタク!そうか、そう言えばこの人間からお前の名を聞いたぞ!」 ウラクからナライと呼ばれた男は、立ち上がりながらウタクを睨んでいる。 「ほぉ……助けて欲しいとわめいていたのか、実雨?」 向けられた視線に嬉々としたものが隠れている。 私の焦っている様子を楽しんでるんだ。