「あの……まずは、ってことは……まだ雑巾がけするところがあるってことですよね?」 そう。 皐月さんの「まずは」という言葉が引っかかった。 私が恐る恐る聞いた言葉に皐月さんは細い目をより一層細める。 「もちろんです。私は最初に屋敷全体と申しましたよね?」 頷くことしかさせない笑み。 屋敷の広さは最初からわかっていたし、皐月さんの非道さもわかってきてたけど……これはない。 グラウンド含む学校を全て一人で掃除しろって言われてる気分。