「ウタク様……もしやこの子は!?」 一人がウタクに向き直って私の存在を尋ねた。 「あぁ、俺の嫁だ」 ウタクが静かに、でもハッキリ答える。 その答えに皆が…… 「酒だ~!もっと酒持ってこい~!」 「油揚げだ!揚げたて持ってこい!」 「いやぁ、めでたいっ!ついにウタク様も!」 一気に歓迎ムードに変わる。 あれ……? 睨まれてると思ったけど、歓迎されてたの?