私の見苦しいフォローをウタクは「ふん」と鼻で笑う。 「まぁお前の感想などどうでもいいことだ。 気に入ろうがいまいが、お前はここで一生暮らすことになるんだからな」 一生。 ウタクの言葉が耳に、頭に、胸に、 全身に痛い。 「す……住めば都って言うしね」 口の端だけ上げた。 上手く笑えてないと思うけど、ウタクは私の顔からすぐに目を逸らして歩き出したから、たぶん気付いてない。