なのに、



そう思ってるはずなのに
素直に謝って仲直りするはずだったのに



1つも思い通りにならない




「………こんな思い嫌だよ、雅人。」





ダメだ
頭がクラクラする



立ってるのも限界だ







あたしは薄れゆく景色の中、心配そうに駆け寄る人の姿が見えた







「………雅人?」





そこであたしの記憶は途絶えた