何で俺じゃないんだ。


罪も罰も俺が背負うから。


変わりに俺の命差し出すから…



だから、もう一度瞳(め)を開けて…



 「ピ―――――――――― 」


それはあまりにも残酷で… 
病室に鳴り響く。


君の心臓が停まった。





 「今度生まれ変わったら、兄妹なんかで生まれませんように 」


君の声が聞こえた気がした。