「明になりたかった。 兄妹じゃなく、お兄ちゃんと自由に恋出来る明が羨ましいよ」 光の中で、生きている聖美が、闇の中で生きるあたしを羨ましいと言った。 あの言葉が今でも忘れられない。 聖美… ごめんね。 あたしになりたいって言ったあなたの想いを叶える事が出来なくて… あたしの瞳は聖美、あなたなのに… あたし、もう嫌われちゃったよね… もうあたしの瞳には映ってくれないかも。 ごめんね… ごめんね…