「帰ろう… 」 戸惑う聖美の手を引いて、自宅に連れて行く。 玄関を開けたとたんにはしゃぎ出した聖美。 階段を駆け上がり自分の部屋のドアを開けた。 「お兄ちゃん… 懐かしいよぉ… 」 そう言って泣きだした明はやっぱり聖美で… 「もう、あたしの部屋なんて無くなってると思ってたから嬉しいよ~。」 泣きじゃくる聖美のそんな仕草に胸を締め付けられた。