フワって春の風が吹いて、桜の花びらが一斉に舞いあがる。


聖君の手があたしの頭をポンポンって叩いて…

ギュッて抱きしめられた。



温かくて、

懐かしい匂い。



あたし…

初めてなのに…

初めて抱きしめられてるのに…


この感覚憶えてる。