明を家に送り届け、叔母さんにまた泣かれた。
伯父さんも帰って来ていて、これまた泣かれた。
「今度、我が家にも遊びに来てください。聖美の思い出がいっぱい詰まっていますので…」
聖美を亡くした後も我が家に来なかったという事は、俺に気を使っていたのだろう。
出来る事なら俺には何も知らせず、妹のままで… そう思っていたんだろう。
大人の都合で傷つけられた俺達が、子どもの都合で大人を苦しめている。
もっと早く、事実を知ったとしたら…
俺はどうしてただろう。
聖美を失ってすぐとか… ぜって―聞かされてもムリだったと思う。
それなりに反発も怒りもあったと思うし、何もかも信じられなくてイヤになっていただろう。



