SECRET♥LOVE 恋する天使の瞳 ~極上な片想い~


 「すいません。この辺に春川さんのお宅はありますか?? 」

田んぼで、作業中のおばさんを捕まえた。
泥だらけの顔、日に焼けた小麦色っていうか黒い肌が印象的だった。


 「春川さんのお宅なら、ほれあれだよ。」

おばさんの指さす先は、坂道の登りつめた先にある立派な家だった。



 「ありがとうございます。」

一礼すると、暑い中、限りなく続くように思える坂道を登り始めた。



やっと明に会える。

明に会って…

明に謝って…

明を抱きしめたい。