祖父と晴明のやり取りに気付いた風はない。
「孫の気持ちを聞いたことはない。だが、あの子が何をしようと、ワシはあの子の味方じゃ」
明菜の両親も当然、その気持ちだという。
「武道に打ち込みたいというのであれば、ワシらはその願いを叶えてやりたいと思う」
それが先祖返りとして生まれた自分から逃れるための手段であっても、それを尊重してやりたい。
「それが、身内としてのつとめだと思っておる」
「そうですね」
晴明はうなずいた。
「五島が、まっすぐに生きている理由が、よくわかりました」
その時、明菜の気合いに満ちた声が辺りの空気を震わせた。
「たーッ!!」
明菜は一気に間合いを詰めると、下から棒をすり上げて、川太郎の胴を突いた。
だが川太郎は後ろに飛び退いて、寸前でその一撃をかわした。
明菜は棒を一回転させると、今度は脛(すね)を狙った。
しかし川太郎は蛙のように跳躍し、その一撃もかわした。
「孫の気持ちを聞いたことはない。だが、あの子が何をしようと、ワシはあの子の味方じゃ」
明菜の両親も当然、その気持ちだという。
「武道に打ち込みたいというのであれば、ワシらはその願いを叶えてやりたいと思う」
それが先祖返りとして生まれた自分から逃れるための手段であっても、それを尊重してやりたい。
「それが、身内としてのつとめだと思っておる」
「そうですね」
晴明はうなずいた。
「五島が、まっすぐに生きている理由が、よくわかりました」
その時、明菜の気合いに満ちた声が辺りの空気を震わせた。
「たーッ!!」
明菜は一気に間合いを詰めると、下から棒をすり上げて、川太郎の胴を突いた。
だが川太郎は後ろに飛び退いて、寸前でその一撃をかわした。
明菜は棒を一回転させると、今度は脛(すね)を狙った。
しかし川太郎は蛙のように跳躍し、その一撃もかわした。

