鈴子は人差し指を口もとにあてた。
2010年11月、和歌山県が御坊市に伝わる『カラス天狗のミイラ』をCT解析した。
その結果、ミイラは2羽のトンビの骨を粘土と和紙でつなぎ合わせたものと判明した。
「県が結果を公表したことについて、夢がないなどという意見があったようじゃが、とんでもない話じゃ」
善吉は憤慨した様子で言った。
謎があればそれを解き明かしたいと思うのが当然ということらしい。
「盲信してカルトに走るよりよっぽどマシじゃ」
善吉の鼻息がますます荒くなる。
「そこで明菜ちゃんのお祖父ちゃんも、この手を調べてみようと思ったんだね♪」
鈴子が身を乗り出すと、善吉はその通りと答えて破顔した。
(巧いな…いや、天然か?)
嵩史は心の中でつぶやいた。
「なぜ手が川太郎という河童のものだとわかったんです?」
晴明が訊くと、善吉は同じ風呂敷包みから、巻き物を取り出した。
「これは箱と一緒に見つかった古文書じゃ」
2010年11月、和歌山県が御坊市に伝わる『カラス天狗のミイラ』をCT解析した。
その結果、ミイラは2羽のトンビの骨を粘土と和紙でつなぎ合わせたものと判明した。
「県が結果を公表したことについて、夢がないなどという意見があったようじゃが、とんでもない話じゃ」
善吉は憤慨した様子で言った。
謎があればそれを解き明かしたいと思うのが当然ということらしい。
「盲信してカルトに走るよりよっぽどマシじゃ」
善吉の鼻息がますます荒くなる。
「そこで明菜ちゃんのお祖父ちゃんも、この手を調べてみようと思ったんだね♪」
鈴子が身を乗り出すと、善吉はその通りと答えて破顔した。
(巧いな…いや、天然か?)
嵩史は心の中でつぶやいた。
「なぜ手が川太郎という河童のものだとわかったんです?」
晴明が訊くと、善吉は同じ風呂敷包みから、巻き物を取り出した。
「これは箱と一緒に見つかった古文書じゃ」

