陰陽(教)師

右手を引き抜くと、透明の、ドロリとした液体がまとわりついていた。

川太郎がその液体を左肩の傷口に塗りこむと、傷は瞬く間にふさがった。

川太郎は一瞬だけ安堵の表情を浮かべた。

だが、その視線はすぐに険しいものに変わった。

視線の先には手首から先を失った左腕。

「俺の左手…!」

川太郎の目に、憤怒の炎がともった。