「見て見て!!雪よ!!」 「ホントだ!!」 たくさんの人はクリスマスに降る雪を見つめていた。 嬉しそうに、楽しそうに。 その雪は笑顔をたくさん集めていた。 雪の降る夜は優しくて暖かくて、空気まで綺麗に見えた。 「どうだい?サンタくん、地球も悪くないだろう?」 「え?」 星空に浮かぶサンタは急に声をかけられた。 あわてて振り向くと、赤い服に白い髭のオジサンがいた。