ゆきんこ造雪所では最後の仕上げをしていた。
「ようし!!サンタくん、カミナリ様に連絡をして!!」
「はい!!カミナリ様!!」
「大丈夫。わかってるよ。」
カミナリ様は優しい雨を降らせるために軽く太鼓を叩いた。
「北風さん!!冬さん!!準備はいいですか?!」
「いいですよぉ。」
「いいに決まってるわ!!」
サンタの合図でカミナリ様が優しい雨を地球に降らせた。
それを北風が冬の寒さでクルッと包む。
すると…雨粒はみるみるうちに、白くてやわらかい雪に変わっていく。
「「「…成功だ!!」」」
ワッと周りから声があがった。


