「そんなの得なんて言わないわ。」 それでも、冬にはサンタの気持ちは届かない。 サンタは困ってしまった。 「冬さん、お久しぶりです!!」 そこに現れたのはあの太ったオジサンだった。 「あら、あなたが来るなんて珍しい。何かしら?」 冬は久しぶりに会うようでちょっと楽しそうに、いたずらっ子のように答えた。 「わかっているでしょう?サンタと同じです。協力してもらえませんか?」 オジサンは飛び切りの笑顔で言った。