「ふうん……。」
カミナリ様はまた頭を掻いた。
それから少し考えて、大きなため息をついた。
そして、サンタにはじめて笑顔を見せた。
「わかった。君の力になろう。」
「あ…ありがとうございます!!」
サンタの必死に頼む様子にさすがのカミナリ様も負けてしまっていた。
けれども、カミナリ様はどこか楽しそうにも見える。
「うむ。だが、俺様の雨を雪にするには北風の力と冬の力が必要だ。北風には話をつけてくる。冬には頼みに行けるかな?」
「わかりました!いってきます!」
サンタはまた元気よく返事をした。
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