優が元夫だと忘れていたにしても、優との会話は成り立つんだから仕方ない。しかも、好きだ、なんてストレートに言ってしまうあたり優は嬉しくてどうにかなってしまいそうだったと言った。
「夢かと思った。追いかけても捕まらない。家にも君はいない。すり抜けるように君はいなくなる」
それなら、捕まえていて。
離さないように、
離れないように、
「眞琴、もう一度結婚して、僕と」
渡されたのは小さなピンク色の箱。
中には、ダイヤの散らばったプラチナリング。
窓の向こうで、白い雪が宝石のように降り始める。
「……愛してる」
それは聖なる夜───────
『好き過ぎて、しょうがなかったんでしょうね、きっと』
Merry X'mas........
Fin

