「…拒まないで欲しい。一緒にいたい」 力強く光る瞳が吸い込まれそうに綺麗で目が離せなくなる。 「嫌だと言っても離すつもりはないから」 意志を宿した声とその表情が切ない程真摯で、胸が締め付けられて、息が出来なくなる。 恋に落ちてしまった事を改めて感じさせられる。 だから、 「待っている人がいるでしょう?」 リングを見つめてからスグルさんにぶつける。 これは、最後の理性。