でもさ 彼女のためとかいってっけど、ホントは自分の格好のため。 なさけなさすぎて涙ちょちょ切れ。 みんなが羨む美人さん連れて歩くのってこれ、男の憧れね。 そして一種のステータス。 彼女は全てを悟ったのか、文句一つ言わずに、 《わかった》 そう笑顔で呟いた。 ごめん。ホント。