Snow Song-君といた輝雪-

この時俺の頭に浮かんだ聴いて貰いたい人は…


『ゆ、優人!!』

夏稀は突然真剣な顔で俺を見つめてきた。


『優人…あたしね、あたし優人の事が好きになりました…』


そっか…夏稀が俺を好きに…って、えー!?


俺は突然の夏稀の告白に驚くしかなかった。


『彼氏にフラれて泣いていたあたしに、優人が笑顔をくれた。だから、だから優人が好き。だから、あたしのために曲を書いてよ』

夏稀は顔を赤らめていた。


ずっとずっと思い続けていた夏稀に…


好きで好きでたまらなかった夏稀に…


まさか好きになって貰えるなんて…


思いもしなかった。