Snow Song-君といた輝雪-

『だけど、このままじゃ…』

俺は少しでも雪葉の力になりたかった。


『あーもう、だからもういいって!!』

雪葉の態度が急に変わり、不機嫌になった。


『もういいって…何だよ?』


『…同情して楽しい?』

思ってもいなかった雪葉のその言葉に、俺は言葉をなくした。


『君は良いよね。そんな風にあたしに同情して、偽善者ぶってさ』


『な、何言ってんだよ…俺は…俺はただ雪葉が…』


『もういいって。はっきり言って迷惑。あたしに関わらないで』

雪葉は冷たく言い放った。


雪葉の言葉で、一生懸命に駅前でチラシを配ってたのが何だかバカらしくなった。