Snow Song-君といた輝雪-

『53番…。祐輔は?』


『俺は48番。もうすぐだよ』

祐輔がそんなことを言っている内に、48番とコールされた。


祐輔はスキップしながらステージに上り、プレゼントを受け取った。


そしてご機嫌な様子で戻って来た。


『おい、おい。凄いご機嫌だけど、何が当たったんだよ?』

俺のその言葉に祐輔は満面の笑みで答えた。


『見てみろよ!!最新のノートパソコンが当たった!!』

祐輔は笑顔で見せつけた。


『へぇー、良いの当たったんだな』

俺は少し羨ましかった。


『53番』

俺の番号がコールされ、俺は周りの視線を気にしながら、ステージに上がった。