Snow Song-君といた輝雪-

『雪葉の正体って…スーパーモデルだったのか…』

俺の頭の中はパニックになっていた。


『優人凄い!!雪下葉耶菜と知り合いだなんて…本当に凄いよ』

夏稀は俺を尊敬の眼差しで見ていた。


イヤ、夏稀だけじゃなく…その光景を見ていた周りの奴たちもそんな目で俺を見ていた。


むしろ、スーパーモデルの雪葉と知り合いだってだけで、俺を若き社長だとかカリスマスタイリストだとか…そんな風に俺を見ている視線だった。


俺はただの冴えない学生なのに…。


まあ、こんな俺と雪葉が知り合いだなんて…考えられないし、ありえないもんな…。


余程俺が地位の高い人間じゃない限りは…。