Snow Song-君といた輝雪-

しかし、そんな時だった…邪魔が入ったのは。


『あれ?』

聞き覚えのある声が俺の耳に入って来た。


俺が振り返るとその視線の先には、黒い華やかなドレスを着た雪葉が立っていた。


いつもとは全く違った雪葉のその姿に、俺は言葉を失くした。


雪葉は俺の所にスタスタと歩み寄って来た。


『ゆ、雪葉!!』

俺は驚きを隠せないでいた。


『何で君みたいな平凡な学生が、こんな所にいるの?』


『えっ…と、友達に招待されて…それで…』


『ふーん、そうなんだ』


雪葉とそんな会話をしている時に、周りを見るといつの間にか人が集まっていた。