Snow Song-君といた輝雪-

見る人見る人がどこか自信に満ちていて、はっきり言って俺たちは浮いていた。


『やべーな。リカの友達じゃなきゃ絶対俺たちこんなとこいられないもんな』

まさしく比呂の言葉通りだ。


さすがに俺たち3人は堂々していられず、会場の端っこの方で大人しくしていた。


『よっ、3人さん。うちのパーティーはどう?』

白いドレスを身に纏い、華やかなアクセサリーを身につけたリカが声をかけてきた。


『来たのは良いけど…居場所がない』

祐輔はぎこちなさそうだった。


『はあ?だらしないわね。確かに凄い人ばかりかも知れないけど、それはあくまで仕事上凄いのであって、人間としてはみんな同じなんだから』

リカのその言葉は最もだった。


でもやっぱり…。