Snow Song-君といた輝雪-

次の日の夕方…


俺はスーツを来て、コートを身に纏いリカのうちのパーティーへと向かった。


途中で祐輔と比呂とも合流した。


『スゲー!!』

祐輔の驚くその視線の先には、リカの会社が経営するホテルの大広間が広がっていた。


いくつもの大きなテーブルが置かれていて、たくさんの高級食材で作られた数々の料理が並べられていた。


天井から吊された大きなシャンデリアが、まるで大きな氷柱にさえ見える。


正直俺たちには場違いな世界だった。


TVで見たことのある大御所や政治家。


有名デザイナーや映画監督。


世間ではカリスマだとか呼ばれているIT社長や外資系の偉い人。